艶と光沢のある美しい紬地に、白鷺を染めました。
地色は、沼を思わせる青緑。
静かに佇む一羽の白鷺と、映る影。
“もち米糊による防染”というマイナスの技法で、影のゆらぎを表現してみたいと思いました。
【生地】 結城郡産紬地
茨城県結城郡特産指定の帯用紬地。
ほっこりした味わいの紬地でなく、シャンタンのような光沢がある美しい生地です。
*幅が広めですので、仕立てると両脇が多めに縫いこまれます。
【地色】 ヒスイ色
中間色の青緑。
生地の艶とあいまって、水を連想させるような濁りのない色です。
小千谷紬ヒスイ色地名古屋帯*野兎(未仕立)
参考作品
当工房の森に時おりあらわれる野ウサギを、おもむくままに染めました。水糊、濡れ描きなどの技法を用いています。 【生地】 小千谷紬艶のシャリ感のあるきれいな紬です。巾が広いので、お仕立てすると両…
結城郡紬薄墨色地名古屋帯*霧の朝(未仕立)
朝靄の中、ヤマモモの木立にやってくる狸を染めました。 狸は、水で濡らした生地に描いていく、濡れ描きという技法です。生地の上で、染料が走って自然に生まれる〝にじみ”。そのにじみに寄…
絹芭蕉薄墨色地名古屋帯*たゆたう(未仕立)
販売終了 羽衣のように透ける絹芭蕉。その質感を生かしつつ、水辺に漂う小舟を染めました。夕暮れ時か、朝靄の中か。灯りがひとつ点っています。 前は、関西側には月を、関東側には一羽の鵜を…
夏紬生成り地名古屋帯*淡雪(未仕立)
涼しげに透ける夏紬地。ふわふわのかき氷を思わせるその生地に、刺繍と染めで雪を描きました。 涼をもとめて夏に雪をまとう。雪の文様は、江戸時代の夏小袖にも多く染められました。 刺繍は、…