夏の陽を受けて、ころころ転がるビー玉を染めました。
幼い頃、縁側に寝転んで、どれほど見入ったことだろう。
その模様の不思議さ、ガラスを通した光の美しさ。
糸目糊を置いて、ボカシ用の片羽という小さな刷毛で色を挿し、基本的な友禅の技法で染めてあります。
【生地】 絹芭蕉
絹芭蕉は、芭蕉布の風合を絹で再現した盛夏用の紬帯地。
ハリ、透け感、節があり、夏情緒たっぷりの生地です。
【地色】 地のままの生成り色
長浜夏紬ぜんまい横縞地名古屋帯*貝殻(未仕立)
参考作品
特上麻(110羽)生成り地名古屋帯*鈴と秋草(未仕立)
夏紬生成り地名古屋帯*淡雪(未仕立)
上生平麻生成り地名古屋帯*玉虫型ひこうき(未仕立)