夏の陽を受けて、ころころ転がるビー玉を染めました。
幼い頃、縁側に寝転んで、どれほど見入ったことだろう。
その模様の不思議さ、ガラスを通した光の美しさ。
糸目糊を置いて、ボカシ用の片羽という小さな刷毛で色を挿し、基本的な友禅の技法で染めてあります。
【生地】 絹芭蕉
絹芭蕉は、芭蕉布の風合を絹で再現した盛夏用の紬帯地。
ハリ、透け感、節があり、夏情緒たっぷりの生地です。
【地色】 地のままの生成り色
長浜夏紬ぜんまい横縞地名古屋帯*貝殻(未仕立)
参考作品
縦節があって透けの美しい長浜夏紬に、ぜんまいが横縞に織り込まれためずらしい生地。生地の質感を生かし、モノトーンで貝殻を描きました。 懐かしい絵本の、少し毒のある挿絵のような、シュールな雰囲気…
特上麻(110羽)生成り地名古屋帯*鈴と秋草(未仕立)
秋の七草(桔梗、女郎花、撫子、藤袴、萩、薄、葛)を、丁寧に描きました。通常の糸目友禅と、そのまま筆を走らせる素描きとの併用です。涼風を呼び込みたく、小さな銀の鈴をひとつ添えました。優しい優しい表情の帯…
夏紬生成り地名古屋帯*淡雪(未仕立)
涼しげに透ける夏紬地。ふわふわのかき氷を思わせるその生地に、刺繍と染めで雪を描きました。 涼をもとめて夏に雪をまとう。雪の文様は、江戸時代の夏小袖にも多く染められました。 刺繍は、…
上生平麻生成り地名古屋帯*玉虫型ひこうき(未仕立)
明治のひこうき模型とその影を染めました。前には紙風船を。 【生地】 麻 上生平 【地色】 地のままの生成り色