晩秋の頃。
天守の塔の最奥にて。
秋になると思い出す泉鏡花の一幕を、染め帯に表しました。
和歌や能、物語など、文学的なテーマを意匠に取り入れるのは日本人独特の感性であり、古典的な手法です。
知的で優雅な遊びですね。
秋の情緒を表現するための手段として、あくまでデザインを重視しつつ、そんな先人達の遊び心を倣ってみました。
生地違い、地色違いなどのご注文も承ります。
【生地】 五泉産塩瀬
【地色】 薄墨、ごく薄いグレー
駒々塩瀬海松茶色地名古屋帯*陵王(未仕立)
参考作品
雅楽、陵王の面。眉目秀麗な名将であった蘭陵王が、その優しげな美貌を隠すために被ったという獰猛な仮面。深い地色の中、朱の紐とともに静かに舞っていただきました。 生地違い、地色違いなどのご注文も…
銀通し紗綾形地紋白地名古屋帯*宝尽くし(未仕立)
銀通しの紋綸子地に、宝尽くしを染めました。打出の小槌、隠れ蓑、宝珠、七宝、勾玉・・・。長い年月、愛されて伝えられてきた、ひとつひとつ謂れのある魔法のアイテムたち。くっきりと瑞々しい色目で表現しました。…
塩瀬灰桜色地名古屋帯*御所解〜宴(未仕立)
かなりグレーに近い、淡く上品な灰桜色の塩瀬地。往年の逸品を倣って、正統派御所解文様を丁寧に染めました。その中に幔幕と火焔太鼓。宴の風景です。 生地違い、地色違いなどのご注文も承ります。&nb…
縮緬栗色地 染なごや帯*御所解(未仕立)
正統派御所解文様を、丁寧に染めました。もち米糊(真糊)の持つやわらかさ、存在感が際立つ図柄です。ありそうでないチョコレート色地は、黒地に近い感覚で合わせやすく、かつ独特の情緒があります。技法、図案、色…