金通しアイボリー色地刺繍入り帯*御所解(未仕立)

金通しアイボリー色地刺繍入り帯*御所解(未仕立)
参考作品

商品詳細

 

格の高い金通し生地に、古典文様の定番、御所解模様を染め、さらに日本刺繍をほどこしました。

丁寧に丁寧にもち米糊糸目を置き、色目も古典に沿って。

御所解は、もとは江戸時代の奥女中の制服でもあった御所風の風景文様です。

そこにさまざまなアイテムを取り入れて、物語や詩歌、謡曲などを暗示して楽しまれたりもしたようです。

 

こちらは水辺に山吹、馬具を配して、井手の玉川。

江戸時代の名品、白地帷子に倣いました。

すっきりした染めの中にひとつ、存在感を放つ刺繍の馬具。

ぽってりと立体的で、いくつもの種類の縫いがほどこされ。。。

いつまでも見ていたい、うっとりするような刺繍です。

 

染めに刺繍が合わさることで、格が高く重厚でいて情緒あふれる表情が生まれました。

袋帯にもできます。

 

生地違い、地色違いなどのご注文も承ります。

 

【生地】 丹後紋意匠金通し帯地

 

【地色】 象牙色、ベージュ

染めていない地白のままですが、金が入っているので、象牙色、アイボリーに見えます。

金通し地は濃い色に染めると金が引き立ってとても派手やかなものですが、地白のままだと、品良く落ち着いた上質感が出ます。

 

 

日本刺繍作家 大木嘉子氏

1982年 『ひとすが会』主宰者、日本刺繍作家、故、菅原健三氏に師事。

2002年 習志野市美術展奨励賞受賞。江戸刺繍コンクール秀作賞受賞。

その他受賞、個展多数。